プロフィール
S.S.
2022年キャリア入社
国内第二事業本部
国内第五事業部 関東第二営業所
岩槻物流センター センター長
新卒で物流企業に入社し、通販における事務用品の物流を担当。その後、数社で設備管理や営業、精密機器の物流会社などを経験し、2022年に丸紅ロジスティクスに入社。
全国に拠点を構える、丸紅グループならではの「強いネットワーク」が魅力
新卒で入社したのが物流会社でした。物流業界を選んだ理由は、将来も含めて絶対に需要のなくならない仕事に就きたかったから。また、体力に自信があったことも理由の1つです。
その後、何社か転職して物流以外の業界も経験しました。そこで感じたのが、やはり自分には物流が肌に合っているということ。というのも、物流はその日にやるべき業務がある程度決まっていて、それをやりきったら一区切りつくからです。もちろんセンター長という立場上、中長期的な計画を立てる必要もあるのですが、少なくともその日の仕事に関してはきっちりその日に完結します。このスタイルが私の性格にぴったりでした。
数ある物流会社の中で丸紅ロジスティクスを選んだのは、商社系物流企業ならではの強いネットワークに惹かれたため。北は東北から南は九州まで全国に拠点を持っているため、さまざまな商材の物流に携わり、スキル・キャリアアップできるところが魅力でした。
2つの物流センターを経験し、岩槻物流センター長に就任
入社後はまず岩槻物流センターへ配属となり、お菓子の入出荷業務を担当しました。そこで業務に慣れた頃、同じくお菓子の物流を行っている柏第二物流センターに異動し、さらに経験を積みました。
柏第二物流センターで半年ほど従事した後、岩槻物流センターに戻りセンター長代理を経て、2024年4月からはセンター長に就任し現在に至ります。もともと物流業界を経験して入社していたことや、入社後に2つの物流センターで1年経験を積んだことが評価されたのだと思っています。
コストと物量をパズルのようにはめていく、難しくもやりがいのある仕事
現在は岩槻物流センターのセンター長として、入出荷業務の管理や人員の手配、センター全体の収支管理などを行っています。当センターは丸紅グループの専門商社のお菓子やアパレル製品、そしてアパレル店舗用の什器(じゅうき)という主に3つの商品の物流を担っています。
当センターの物量は繁忙期と閑散期ではっきり分かれており、時期ごとに必要なリソースも変わってきます。物量が増える繁忙期までに従業員の数を増やして、物量をさばくためのトレーニングを積んでもらわなければなりませんし、閑散期に入ると今度は従業員の仕事を作っていかなければなりません。季節ごとに変わる物量を予測し、計画立ててリソースを管理する仕事は簡単ではありませんが、新卒や前職で経験してきた物流業界の知見を生かせており、とてもやりがいを感じています。
センター長としての重要な仕事は収支管理、つまり岩槻物流センターとして利益を上げることです。ただ、物流センターの売上は基本的にお客様との契約で決まるため、よほどのことがない限り、私たちがコントロールできるものではありません。そこで鍵を握るのが費用の削減です。人件費や運送費、設備費など業務効率の改善を図りながら、適正な範囲の中でどれだけ費用を削減できるかで利益が変わってきます。
例えば、荷物を運ぶ車の台数を増やすとコストがかかってしまうため、同じ物量をできるだけ少ない車で積載効率を上げた上で運べないか検討します。またその日の物量を予測しながら、「この物量なら車両の追加手配は不要」とか、「当日でも車両は手配可能なため注文時期は少し延ばす」のように判断します。かけるコストと物量がパズルのようにうまくはまった時は、大きな達成感とやりがいを感じます。
物流センターごとの裁量権、資格取得支援制度など、社員の自律的な成長を会社がバックアップ
入社してから約2年でさまざまな業務を経験し、スキルもキャリアも大きく成長できたと実感しています。
当社は物流センターごとにある程度の裁量権が与えられており、さらに社員の資格取得を支援する制度もあるなど、社員が挑戦しやすい環境が整っています。
私自身、今後は丸紅ロジスティクスの中で他商材の物流にも携わってみたいですし、車両の運行管理など新しい領域にも挑戦したいと考えています。
取材・文・写真:山田井ユウキ