プロフィール
M.T.
2017年キャリア入社
国際事業本部
フォワーディング第三事業部
国際第五営業所 所長
銀行や総合商社で働きながら、二人の子供を出産。育児と両立しながら活躍できる環境を求めて、2017年に丸紅ロジスティクスに入社。入社3年目にマネージャー、4年目に所長代理、5年目には営業所の所長に昇格。女性管理職として、より社員が働きやすい環境づくりにも力を入れている。
働く母として「小1の壁」を前に、より両立しながら働きやすい会社に転職
最初に勤務した銀行で第一子を出産し、保育園が見つからなかったため復職を断念して、派遣社員として働いた期間もありました。その後、総合商社で事務職として働きながら、第二子を出産。子どもが保育園から小学校に上がる際に、仕事と育児の両立が難しくなることを「小1の壁」と言いますが、私自身もその壁を迎えた時に、自分で働き方を提案できそうなポジションに身を置きたいと考え、転職を決意しました。
得意な英語力を活かせること、ある程度規模が大きく福利厚生などの制度が整っている会社であること、チーム体制で協力し合って働ける仕事であることなどを条件に転職先を探す中で、出会ったのが丸紅ロジスティクスのフォワーダー営業です。面接では正直に「子どもが小さくて残業はできないけれど、どうしても働きたい」という熱意を伝えたところ、それを受け入れてもらえたことが本当に嬉しかったですね。
営業未経験からのスタートでしたが、「両立しながら結果を残したい」という使命感や責任感を持ってがむしゃらに取り組んできた結果、入社3年目から連続で昇格を続けて、5年目には営業所長へ。上司にも部下にも恵まれたおかげです
お客様の真意を読み取り、プラスアルファの柔軟な提案で応えていく
私自身がこの仕事の魅力を感じる瞬間は、自分自身で考え、最善だと思った提案でお客様の課題解決のサポートができたと実感できた時です。銀行員時代は法人の海外送金を担当していましたが、何億円という数字を動かすため絶対に失敗が許されず、決められたことを決められたままにする仕事でした。でも今は、お客様のニーズをもとに、どんな輸送方法や物流ソリューションを提案していくかを任せてもらえる部分が多くお客様にどれだけマッチしたものを提案できるかを考える過程が、この仕事の面白さを感じる部分です。
以前であれば、お客様のおっしゃるニーズ、予算、スケジュールといった情報からご要望を叶えることを第一に考え提案をしていました。営業職として経験を重ねていく中で、上述のような基礎情報の収集に加え俯瞰的視点でお客様の課題や真意を探ること、自社の売上、利益、お客様との関係構築に伴う将来性の有無、案件獲得後の影響やメリット等を分析することで、自社の利益追求とお客様自身も気づいていない潜在ニーズにきちんと応えるという両方を実現する提案を心掛けるようになりました。
丸紅グループという安定した規模感がありながら、こうした柔軟な提案力も兼ね合わせたところが当社の強み。だからこそざっくりしたご相談からいただくことも多いですし、お客様と一緒に読み解きながら解決できた時は非常にやりがいを感じられます。
女性管理職として、誰もが働きやすく、風通しの良い組織を作っていきたい
時に悩みながらではありますが、育児と両立しながら徐々にうまく働けるようになって来たと思います。家族の協力もありますが、今年からはイギリスやベトナムなど1週間程度の海外出張にも行っていますし、今期からは12名のメンバーをマネジメントする営業所長にもなりました。
管理職にはなりましたが、3年前までメンバーのポジションでしたし、過去には派遣社員としての経験もあり、ワーキングマザーとしての顔も持ち合わせているので、いろんな人の立場にたって考えることができるのが私の強みだと思っています。私の営業所には、時差出勤や時短勤務を活用しながら育児と両立しているメンバーがいますし、転職者も多いので、みんながより働きやすい環境を作っていけたら良いなと考えています。
女性管理職は徐々に増えていますが、まだまだ少ないので、みんなの声を代弁して上に伝えていくためにも、さらに上を目指していきます。
